ゼロからでもピアノは弾ける

趣味ではじめた大人のピアノの記録。2004年に45才でバイエルからスタートしてクラシックの原曲に挑戦中。消音ピアノの活用や練習のヒント、工夫など。気が付けばピアノ歴10年越えです、相変わらず、下手です。はぁ・・・(^^)
<< 2007/04/04 レッスン・メモ | main | 2007/04/13 レッスン・メモ >>
全記事の総合目次 いままでの記事がすべて整理してあります。
フルオープンエア型ヘッドホンの意外な効用
●下部雑音が聞こえる!

2007/04/04 レッスン・メモで、「柔らかな音を出すためには、打鍵音(鍵盤が台にあたる下部雑音)を減らすようにしなければいけない」が、「消音ピアノや電子ピアノではその練習ができない、どう叩いても同じ音がする」という趣旨のことを書きました。

撤回します。

消音ピアノや電子ピアノでも、下部雑音の少ない柔らかい音を出す練習ができます。 逆に、あえて下部雑音を使った硬い音を出す練習もできます。

以前紹介したようなフルオープンエア型ヘッドホンを使えばいいのです。
image

●その単純な仕組み

下部雑音は、けっこう大きな音です。

試しに消音ピアノや電子ピアノのスイッチを切って鍵盤を叩いてみれば、すぐ分かります。

この下部雑音の強弱が、ピアノの音色の硬い/柔らかいの違いとして意識されているはずです。

ところが、普通の密閉型のヘッドホンだと、外部の音をできるだけシャットアウトする設計になっているので、この下部雑音があまり聞こえません。 その結果、どう演奏しようが常に柔らかい(あるいは澄んだ)音色になってしまいます。

一方、フルオープンエア型ヘッドホンを使えば、外部の音は素通しです。 これは、純粋に音楽を聴きたい場合には邪魔な音が入ってくるというデメリットがありますが、ピアノの練習用にはかえって好都合です。

要するに、フルオープンエア型ヘッドホンを使うだけで、ヘッドホンから聞こえる音と、ピアノ本体から聞こえる下部雑音がミキシングされて、より生ピアノに近い状態で聞こえているはずだからです。

実際に、この点に注意して密閉型ヘッドホンと聞き比べると、明らかに違います。

ああ、この当たり前のことに、今まで気付かなかった!

●カクテルパーティー効果

ここでひとつ注意しないといけない事があります。

人間の聴覚には「目的の音だけを拾い出す」という優れた能力があります。

その例として有名なのが、いわゆる「カクテルパーティー効果」です。 (カクテルパーティーのような雑踏のなかでも、自分の名前などは自然と聞こえてしまう現象。)

ヘッドホンから聞こえるピアノの音だけに注意を向けると、その他の雑音は自動的にシャトアウトされてしまいます。 したがって、あくまでも想像ですが、ヘッドホンをかけて練習していると、本来はピアノの音色の一部を成すはずの下部雑音を無意識のうちに排除してしまっている可能性があります。

いままで、「フルオープンエア型ヘッドホンを使えばよい」という単純な事実に気付かなかったのも、そのせいかもしれません。

これからは、ピアノの打鍵音にも意識的に注意を払うようにしたいと思います。

●消音ピアノの優位性

もうひとつ、指摘しておきたいことがあります。

それは下部雑音の「質」です。

消音ピアノから聞こえる下部雑音は、紛れも無く、生ピアノのアクションの音そのものです。 したがって、フルオープンエア型ヘッドホンを使うだけで、柔らかい音/硬い音の表現に関して、より生ピアノに近づくことができます。

一方、電子ピアノの下部雑音は、違います。 むしろ「騒音対策」の一環として、下部雑音をできるだけ小さく、ソフトになるように各社とも努力しているはずです。 したがって、その下部雑音はピアノとは似て非なるものです。

だから、鍵盤が底にあたるタイミングと強度をセンサーで計測して、下部雑音の発生をシミュレートするような仕組みが無い限り、電子ピアノは消音ピアノに比べて「より生ピアノに近づく」という点でかなり不利になります。

●マヌケなもうひとつの結論

って事は、私の場合、既に何もしなくても「柔らかい音」の練習のための環境は整っていた、ということになります。 にも関わらず、先生のチェックが入ったのは、要するに、私が下手だった、ということになります。

アハハハハハハハハハハ。

うっ、さぶっ。orz ...
| 坂上酔狂 | 消音ピアノ&IT活用 | 08:22 | - | - | - | -
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

このページの先頭へ