ゼロからでもピアノは弾ける

趣味ではじめた大人のピアノの記録。2004年に45才でバイエルからスタートしてクラシックの原曲に挑戦中。消音ピアノの活用や練習のヒント、工夫など。気が付けばピアノ歴10年越えです、相変わらず、下手です。はぁ・・・(^^)
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ツェルニーは必要か?
●次の教本は?

そろそろ「ブルクミュラー25の練習曲」の終わりが見えてきました。 2007年の暮れか2008年の初めには、最後までたどり着けそうです。

ぼちぼち、次の教本を決めないといけない時期です。

実はこの「ブルクミュラーの次」こそ、「バイエルの壁」に匹敵する大きな問題を秘めた壁なのです。

今日はちょっとその事について考えてみたいと思います。

●レッスンのスタイルと本

「基礎から順番に」主義でクラシック系のピアノのレッスンを進めてこられた方は、おそらく、次のような内容に取り組んでいられると思います。

(1) メカニック強化

指を強化することに特化した基礎トレーニングのことです。 ピアノのレッスンの中では、1〜2週間で一曲ずつこなしていくのが普通だと思います。

また、いったん弾けたらそれでおしまい、ではなく、必要に応じて何度でも練習する必要があります。 まあ、スポーツで言えば、筋トレとかストレッチみたいなものです。

本としては、「ハノン」が代表です。

ただし、大人の趣味の方だと「つまらない」といってやらない方も多いと思います。 また、本の選び方によっては、次の「練習曲」と兼用する形になる場合もあると思います。

(2) 練習曲(エチュード)

基本テクニックの習得を目指します。 短めの作品を次々と弾くことで、ピアノを弾く上で必要な様々なテクニックを練習します。 また、曲数をこなすことで読譜力の向上を図ります。 2、3週間からひと月程度で一曲ずつこなしていくのが普通だと思います。

「ブルクミュラー25の練習曲」などが代表です。

(3) 曲

ようするに発表会や人前演奏のための曲です。 「人前演奏はしない」という方でも、レパートリーに加えたいと思うような曲です。 当然、難曲、大曲が多くなり、一曲仕上げるのに数ヶ月から下手をすると数年かかるのが普通です。 一旦仕上げても、末長く弾き続けて完成度を高めていく曲です。 この「曲」を弾くことこそ、ピアノ弾きの目的そのものです。

使用する本(楽譜)は、あたり前の話ですが、人それぞれです。

●教本の順番

さて、上の三つの練習のためには、それぞれの本が必要となります。

ここで問題となるのは「練習曲(エチュード)」のための本、いわゆる「教本」とか「教則本」と呼ばれるものです。

これも、クラッシック系の場合は定番があります。

【導入】まったく弾けない状態から簡単な曲が弾けるまで
私の場合は「バイエル」をやりました。

【初級】クラシックの小品が弾けるようになるまで
私の場合は「ブルクミュラー25の練習曲」をやりました。

【中級】比較的難易度の低いある程度の大曲が弾けるようになるまで
これが問題です。

このうち、「導入」や「初級」には、いろいろな本があります。 特に「バイエル」は少々古い上に欠点も多いそうですから、別の本で習われた方も多いと思います。

ところが、中級に来るともう「これしかない」という感じで出てくるのが、「ツェルニー30番練習曲Op.849」、通称「ツェルニー(チェルニー)」です。

「バイエル」の方は人気下降気味らしいのですが、「ツェルニー」の方は今でもクラシック系ピアノ弾きの定番のようです。

●ツェルニー、超つまらん!

それで、ツェルニー、実はだいぶ前に買ってありました。

でも買った当時はまったく弾けなかった……。 見栄で買っただけです。(^_^;)

んで、そのツェルニーを久々に引っ張りだして、試しに1番の出だしを弾いてみました。

今なら、確かに弾けます。

でも、「超つまんない」です。

いろいろな本やネット上でも「つまらない」のオンパレード。 批判と、それに対する擁護論の嵐です。

同じ教本でも、ブルクミュラーはけっこう面白いです。 練習曲ですが、ちゃんと曲になっているし、一所懸命練習することでだんだん「音楽的に弾く」ことができるようになってきます。

一方のハノンは、指の練習と割り切った単純なパターンの繰り返しです。 これはこれで、無心に指を動かすことに専念できます。

ところがツェルニーは、曲でもないし単純練習でもないし、中途半端。 とにかく弾こうという意欲が沸いてきません。

これを無理やり弾かされたら、ピアノ嫌いになりそうです。

プロを目指す方には必須なのかもしれませんが、私はイヤです。

●バイエルとツェルニーの違い

「じゃあ、バイエルはどうなんだ? 同じようなつまらん本じゃないか?」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、そうではありません。

私の世代にとって、あるいは、まったくピアノが弾けない大人にとって、バイエルはピアノが弾けることのシンボルであり、パスポートであり、憧れです。 憧れは、もっとも強いモチベーションの源です。

ところが「ツェルニー」に関していうと、確かに私が小学生ぐらいだったころは「ツェルニー」という言葉も「バイエル」と同じくらい耳にしました。

じゃあ、「ツェルニー」にもバイエルと同じような感慨を抱くかというと、まがりなりにも多少はピアノが弾けるようになってきた段階では、もはや「ツェルニー」に憧れはありません。

単なる一つの教本です。

これが、バイエルとツェルニーの違いです。

で、ツェルニーにダメ出ししたところで、肝心な「次の教本」はどうしましょう?

う〜む……
| 坂上酔狂 | ピアノ練習のヒント | 21:59 | - | - | - | -
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