スマホ版(PCの時は無効)
2011.10.12 Wednesday
生ピアノをパソコンで録音
●生ピアノの録音は難しい
自分のピアノ演奏を録音することは、練習にかなり有効だと思います。
録音機材としては、ICレコーダーを用いるのが一番お手軽なのですが、「パソコンで録音したい」と思う事もよくあります。 パソコンだと、データの管理や、一発頭出しなどが、やはり楽ちんです。
パソコンでの録音は、電子ピアノや消音ピアノの場合は、ケーブル一本ですぐできます。 コストもたいしてかかりません。 (この件については、以前にも書いたことがあります)
ところが、生ピアノ(アコースティック・ピアノ)を録音しようとすると、これがけっこう難しいのです。
すぐ思いつくのが、たいていのパソコンにはマイク端子がありますから、ここにマイクをつないで録音する、という方法です。
例外はあると思いますが、この方法は、「ダメ」です。
録音できないわけではありません。 ノイズが大きすぎて使い物にならないのです。
実はパソコンというのは「電磁気的なノイズ発生源の塊」みたいなものです。 一方、マイクから出力される音声信号はきわめて微弱です。 そのために、パソコンのマイク端子で録音しようと思っても、音声信号がノイズに埋もれてしまってマトモに録音できないのです。 よほどシールド(ノイズ遮蔽)がしっかりしたパソコンでない限り、無理と考えてよいと思います。 (実際に何台も試してみました)
それでいろいろ試行錯誤を繰り返していたのですが、わりと安直な方法で、まあまあな音質で録音できる事が分かりました。
●ICレコーダーをアンプ付き外部マイク代わりに使う
その方法は、上のタイトルそのまんまです。
ICレコーダーを二種類持っているので、両方で試してみましたが、まあ、「練習の確認」とか、「YouTubeアップロード用」でしたら、使えそうです。 ちなみに、左がローランドのR-09(今は後継機種になってます)、右がビクターのレッスンマスター XA-LM3です。
以下、簡単に手順を書いておきます。
(1) まず、ICレコーダー単体でちゃんと録音できる事を確認しましょう。
(2) 録音スタンバイ状態にして、ヘッドホン端子から音が出るようにします。(設定で音が出たり出なかったりする機種もあります。説明書を見てください。また、スタンバイ状態が長時間維持できない機種の場合は、素直に録音状態にしてしまいましょう。)
(3) ICレコーダーのヘッドホン端子とパソコンを、「ステレオ・ミニプラグ・ケーブル」でつなぎます。 パソコンは「ライン入力(LineIn)端子」を使います。 無ければ、マイク入力でもいいでしょう。 パソコンによっては、ソフト的にライン入力とマイク入力を切り替えるものもあります。 まあ、ちょっと試行錯誤してみてください。
(4) パソコン側で適当な録音ソフトを起動します。 ちなみに、私はSoundEngine Freeというフリーソフトを利用しています。
(5) 録音レベルを調整します。 ヘッドホンの音量や録音レベルは、とりあえず8分目くらいにしておいて、あとは試行錯誤です。
●サンプルの音
たんなるドレミを録音し、Sound Engine Freeで音量をノーマライズしたものです。 普通のマンションの一室、アップライトピアノです。 防音室でも何でもありません。 空調の音とか生活音も少し聞こえる状態です。 ICレコーダーは、ピアノの上蓋の上にタオルを敷いて置いただけです。 たんなるドレミなのに、緊張して音が揺れてますが、そこは目をつぶってください(笑)。 「サー」というノイズが少し目立ちます。 ICレコーダーの置き場所とか録音レベルをつめると、もう少し改善できるかもしれませんが、まあ、「確認用」程度なら、こんなもんでしょう。 オーディオの世界は、上を見たらキリがありません。
今回は、このあたりで。
自分のピアノ演奏を録音することは、練習にかなり有効だと思います。
録音機材としては、ICレコーダーを用いるのが一番お手軽なのですが、「パソコンで録音したい」と思う事もよくあります。 パソコンだと、データの管理や、一発頭出しなどが、やはり楽ちんです。
パソコンでの録音は、電子ピアノや消音ピアノの場合は、ケーブル一本ですぐできます。 コストもたいしてかかりません。 (この件については、以前にも書いたことがあります)
ところが、生ピアノ(アコースティック・ピアノ)を録音しようとすると、これがけっこう難しいのです。
すぐ思いつくのが、たいていのパソコンにはマイク端子がありますから、ここにマイクをつないで録音する、という方法です。
例外はあると思いますが、この方法は、「ダメ」です。
録音できないわけではありません。 ノイズが大きすぎて使い物にならないのです。
実はパソコンというのは「電磁気的なノイズ発生源の塊」みたいなものです。 一方、マイクから出力される音声信号はきわめて微弱です。 そのために、パソコンのマイク端子で録音しようと思っても、音声信号がノイズに埋もれてしまってマトモに録音できないのです。 よほどシールド(ノイズ遮蔽)がしっかりしたパソコンでない限り、無理と考えてよいと思います。 (実際に何台も試してみました)
それでいろいろ試行錯誤を繰り返していたのですが、わりと安直な方法で、まあまあな音質で録音できる事が分かりました。
●ICレコーダーをアンプ付き外部マイク代わりに使う
その方法は、上のタイトルそのまんまです。
ICレコーダーを二種類持っているので、両方で試してみましたが、まあ、「練習の確認」とか、「YouTubeアップロード用」でしたら、使えそうです。 ちなみに、左がローランドのR-09(今は後継機種になってます)、右がビクターのレッスンマスター XA-LM3です。
以下、簡単に手順を書いておきます。
(1) まず、ICレコーダー単体でちゃんと録音できる事を確認しましょう。
(2) 録音スタンバイ状態にして、ヘッドホン端子から音が出るようにします。(設定で音が出たり出なかったりする機種もあります。説明書を見てください。また、スタンバイ状態が長時間維持できない機種の場合は、素直に録音状態にしてしまいましょう。)
(3) ICレコーダーのヘッドホン端子とパソコンを、「ステレオ・ミニプラグ・ケーブル」でつなぎます。 パソコンは「ライン入力(LineIn)端子」を使います。 無ければ、マイク入力でもいいでしょう。 パソコンによっては、ソフト的にライン入力とマイク入力を切り替えるものもあります。 まあ、ちょっと試行錯誤してみてください。
(4) パソコン側で適当な録音ソフトを起動します。 ちなみに、私はSoundEngine Freeというフリーソフトを利用しています。
(5) 録音レベルを調整します。 ヘッドホンの音量や録音レベルは、とりあえず8分目くらいにしておいて、あとは試行錯誤です。
●サンプルの音
たんなるドレミを録音し、Sound Engine Freeで音量をノーマライズしたものです。 普通のマンションの一室、アップライトピアノです。 防音室でも何でもありません。 空調の音とか生活音も少し聞こえる状態です。 ICレコーダーは、ピアノの上蓋の上にタオルを敷いて置いただけです。 たんなるドレミなのに、緊張して音が揺れてますが、そこは目をつぶってください(笑)。 「サー」というノイズが少し目立ちます。 ICレコーダーの置き場所とか録音レベルをつめると、もう少し改善できるかもしれませんが、まあ、「確認用」程度なら、こんなもんでしょう。 オーディオの世界は、上を見たらキリがありません。
今回は、このあたりで。
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