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2015.03.21 Saturday

大人のピアノの学習メソッド:ピアノは目で弾け

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    ●ノン・ラベリング型音感の大人

    下のような過去二回の記事で、「曲がドレミに聞こえない大人(ノン・ラベリング型音感の大人)」のピアノの練習方法について考えてみました。
    1. 大人がピアノを《普通》に弾くためには 2015/03/04
    2. 「ラベリングが出来ない」とはどういう事なのか/ピアノは目で弾け 2015/03/16
    読み返してみると、我ながら冗長で分かりにくい。そこで、内容を整理した下のようなメモを作って、先日のレッスンの時に師匠に読んでもらいました。(これでも長いけど・・・笑)

    ●学習メソッド「ビアノは目で弾け」
     
    坂上酔狂 2015年3月18日
    指使いの「覚え弾き」では限界がある
     →1曲しか、維持できない
     →不安定。ちょっとでも間違えたらおしまい
     →鍵盤凝視の演奏姿勢が最悪、自由に弾けない

    大人の初心者
     →楽譜がリアルタイム(インテンポ)で読めない/まったく読めない
     →だから、「覚え弾き」するしかない
     →1曲だけなら、弾けてしまう
     →しかし、いずれ限界を感じて辞めてしまう(おそらく13年以内)

    対処法は?
     →(1) ラベリング能力(曲がドレミに聞こえる能力)を鍛える事
     →(2) 読譜力、ブラインドタッチ力をつける事

    ラベリング能力があれば
     →曲をドレミの音の列として、頭の中で声を出して文章を読むように認識できる
     →「音のイメージ+運指」だけでなく「ドレミの音列」の補助情報が使える
     →暗譜が安定する。余裕が出てくる。スムースに弾けるようになる
     →ピアノの先生、子供の時にある程度やっていた方の大半はこのタイプと思われる
     →このタイプは、練習すれば、暗譜で何曲も弾けるようになる
     →指導/学習の初期段階で、このラベリング能力の素質があるか要チェック
       さもないと、(私のように)無駄な努力と時間を費やしてしまう

    ノン・ラベリング型の大人
     →どう頑張っても、曲がドレミに聞こえない
     →数十年に渡って、曲をドレミとして聞かない強化学習をしてしまっている
      (純粋に音として聞いている。ドレミとして曲を聞こう、などという発想は無かった)
     →今さらラベリング能力を付けるのは実質的に不可能(特に3040才台以上)
     →ラベリング能力の欠如を読譜力で代替するしかない

    ノン・ラベリング型の練習法(ピアノは目で弾け)
     →まず、読譜力を徹底的に鍛える
      (ここで音を上げた大人は、厳しい言い方ですが、結局、挫折する)
     →鍵盤を全く見ない完全ブラインドタッチは大人(中高年)には厳しい
      「チラ見はOK」の部分ブラインドタッチで妥協する
     →読譜力が付いてきたら、視線移動の訓練をする(←私はいまここ)
      (楽譜のリアルタイム読み、鍵盤チラ見=楽譜と鍵盤との間の高速視線移動)
     →暗譜してはいけない (これが最大のポイント)
      暗譜すると「覚え弾き」に後退する。徹頭徹尾、楽譜を見て弾く事にこだわる
     →最初から両手弾きせよ
      運指と同時に視線移動の訓練をするため。(片手弾きと視線移動が異なる)
     →音大、コンクール、プロには受け入れられない考え方である事は承知しています
      でも大人の初心者の大多数が「自由に楽しく」弾くためには、これしかありません
     

    ●大人から始めた方のためのヒントになれば

    上の文章は、本名を変えた以外、実際に持っていったメモそのものです。

    師匠にも理解してもらえたようです。「そうよね。1年目は楽しくてしょうがないんだけど、2、3年で辞めてしまう方が多い・・・。でもそこを乗り越えると続く人が多んですよね」と、おっしっゃてました。とりあえず、この方向で練習をしてみたいと思います。

    それはさておき、私のように大人からピアノを始めた場合は、練習してもなかなか上達しません。それは、「歳のせい」もあるかもしれませんが、「練習のやり方に問題がある」場合も多いと思います。ある程度、考えがまとまったら、その内容を「大人のピアノの学習メソッド」シリーズとして気長に書いていきたいと思います。皆さまの何かのご参考になれば幸いです。
     
    コメント
    こんにちは
    発表会お疲れ様でした
    私の恩師に言わせると、発表会は心地よい疲労感を感じる場所だと、おっしゃっていました
    未だかつて、私はそれをピアノの発表で感じたことはありません
    酔狂さんと同じく?、毎回ボロボロだからです(ごめんなさい、酔狂さんはそんなことないですね)

    ところで、シリーズのラベリングの記事
    (1)は絶対音感ってことですか?またはそれに近い能力?相対音感?

    この記事を読む限り私は(2)で、弾いてます
    酔狂さんの言うとおり、弾くためには瞬時の視線の移動が必要です
    ひとつの曲をある程度弾けるようになってスピードを上げていくと、この視線の移動が間に合わなくなり限界になります
    その時点から、暗譜に切り替えていき曲を仕上げていきます。
    自分が昔やった曲が弾けなくなるのも(2)の能力が低いためと思います

    暗譜で弾いていても、時々音を忘れたときは、もちろん楽譜が頼りです
    ところが、娘は脇で聞いていて、「そこは『ミ』だよ」などといいます
    これは(1)の能力ですよね

    うちの娘は5歳から現在(12歳)もピアノ習っていますが、やっとブルクミュラーが弾けるくらいで、私のほうが弾けます
    なのに、この耳の能力は娘が断然ついているのです
    でも娘は(2)の能力が低いため、弾けないのです

    きっとピアノの先生というのは両方自然に身に付いた方が多いのだと思います

    以前娘に「ママは暗譜で弾くとき何が見えるの?」と聞いてきました
    私「楽譜!」
    娘「へーすごいね、全然見えないや」
    って言ってました

    (1)のみで弾いているんですね
    でもこれでは伸びませんね

    ということで、(1)は後からつけていくのは私も難しいと思います
    そして、(2)の能力だけでもでピアノは上達していくが、(1)だけでは上達しないのでは?
    という感じがします


    • みい
    • 2015.03.22 Sunday 13:03
    みいさま、こんにちは。
    いつもコメントありがとうございます。

    お嬢様もピアノ弾かれるんですね。親子でピアノって、いいですよね。

    ちなみに私はいつも「ボロボロ」(←ホントです)で、「このままじゃイカン!」と思って、屁理屈をこねまわしてます。

    お嬢様は、絶対音感か相対音感か分かりませんが、ちゃんと音感がついているんですね。

    確かに、みいさまの言うように、ピアノを弾くには音感だけではダメで、いろいろな総合力が必要だと思います。

    例えば音楽と語学はちょっと似ているところがあって、ネイティヴのように発音できるからといって、立派な話ができるわけではありません。幅広い教養とか、経験とか、洞察力とかが必要です。ピアノも同じだと思います。特に、読譜力が弱い、というのは、活字(本)を読むのが苦手、という事にも通じると思います。

    でも、ラベリング能力としての音感があるのは、絶対的に有利です。

    音感の有無は、言葉で書くと今一つ分かりませんが、グラフ化すると相当にインパクトあります。

    分かりやすいのは、新潟大の先生の書いた次の本の3章のグラフです。

    「絶対音感神話」宮崎謙一著(2014)

    ほぼ同じものが、ネット上のPDFファイルの論文(英文)で見えます。パソコンだと閲覧できると思うので、もしよければ見てみてください。

    http://link.springer.com/content/pdf/10.3758%2FBF03207484.pdf

    これのp.6が絶対音感保持者。p.9が非保持者のグラフです。(グラフが横向きになっているので、PDFリーダーを右クリックして「ページ回転」機能を使うと見やすいです。)

    これを見ると、ちょっと複雑な気分になります。

    でも、無い能力は、どうしたって「無い」ので、「有る」もので努力するしかないです。

    ※このあたりは、また、気が向いたら記事にしようと思ってます。
    こんにちは。

    先日から、自分はどうやって弾いているのだろうかと考えていました。

    基本は、&#9333; だと思います。

    例えば、コメントに書いた 贈る言葉 は、弾き語りの譜面では、右手はメロディではありません。
    そのため、楽譜を見ながらブラインドで弾き、頭ではメロディを歌う、声に出して歌う ことになります。

    ただ、初めての曲でも、メロディを頭に入れてからの方が 伴奏譜も取り組み易いため、&#9332; も併用しているのかもしれません。


    また、自分のレベルより、背伸びの場合は、音源を楽譜を見ながら聴いて、それから自分で弾く方が良いことがあります。
    例えば、ベートーベンソナタ悲愴の2楽章などは、楽譜を見れば、たどたどしくつかえながら弾けます。←弾けていないとも言う…が、自分では楽しめます。


    ただし、バッハは 音源から先に入るより、自分なりに譜読みしてから音源を聴くようにしないと、混乱するばかりです。


    言いたいことが 伝わったかわかりませんが、今日はこれにて。
    • 再開両立ママ
    • 2015.03.22 Sunday 22:29
    再開両立ママさま、こんにちは。
    酔狂です。コメントありがとうございます。

    ちょっと文字化けしちゃってますね。済みません。文字コードの設定のせいだと思いますが、こちらでも修正できないので、お許しください。下のように書いてあるのだと思います。
     基本は、&#9333; → 基本は(2) (基本はリアルタイム読譜・運指力)
     &#9332; も併用 → (1)も併用 (ドレミ・鍵盤位置ラベリング能力も併用)

    たぶん、再開組の方は、(1)「ドレミ・鍵盤位置ラベリング能力」と(2)「リアルタイム読譜・運指力」をうまく使い分けていて、人によってその比重が異なるのだと思います。

    私のように、(1)が壊滅的にダメな人にとっては、(2)が多少でもあると、どんなに楽なんだろう、と思ってしまいます。(^^)

    バッハ(というか、ほぼすべての曲)は、私は再開両立ママさまとまったく逆で、聴いてから譜読みしないと、何やってるのか、さっぱり分からなくなります。

    少し前の記事にも書きましたが、「タイプによって練習を変えるべき」という例の一つだと思います。意外と皆さん、「先生に言われた通り」にやろうとし、ハマっている気がします。

    今月は、3回も更新してしまって画期的なんですが、もともと遅筆なので、気長に待って、また、遊びに来てくださいね。
    はじめまして。音楽を理系視点で分析する記事、いつも大変興味深く読ませていただいております、理系男子です。

    先月発表会で下手くそな演奏を終え、色々考えたことがあったので、書いてしまいます。

    一応ピアノ暦
    小2->中3(1998年) インベンション1,4,8まで弾いて辞める、酔狂さまより大分進度が遅い^^;
    2014年1月 諸事情により再開
    2015年3月 再開後、初の本番

    「中級の壁」で大ハマりをして、そのまま高校入学をきっかけに辞めてしまったという、おそらく定番のパターンだったと思います。ブランクの間も何度か練習をしようとしたのですが、譜読みでつまづき、1曲も仕上がらず。そこで出た結論は「鍵盤の前で譜読みをしていては効率が悪い。暗譜してから鍵盤に向かった方がよい。」酔狂さま非推奨の、前の曲を忘れてしまう方法ですね。ただし、おたまじゃくしを全部覚える前に、調性、臨時記号で表される一時転調、Im, #IVdim, V7 等の和声、前半と後半は移調しているだけでほとんど同じといった楽曲構成、それらを解析しています。これらのメタ情報が誤り訂正になり、忘れにくくなっていることを期待しています。つまり、和声理論の力で譜読力をアップした上で暗譜をしていることになりますね。こういうアプローチはピアノを弾く上での理系人間のアドバンテージと思っています。これならスマホに譜面をいれておけばどこでもできる。

    こんなにグダグダ書いたのに、やっぱり一曲しか覚えられず、一年後に辞めていたら笑ってやってください(-_-)
    yammouchさま、初めまして。
    当Blog管理人の酔狂です。よろしくお願いします。

    > 一応ピアノ暦
    > 小2->中3(1998年) インベンション1,4,8まで弾いて辞め

    yammouchさまは、私より二回りほど、お若いかな。
    まだまだこれから、どんどん上達して、いろいろな曲を楽しそうですね。

    大域的なメタ情報は、演奏する上でも、暗譜する上でも、絶対必要ですよね。ときどき、♯がたくさんついていて大変、という人がいますが、私はあまり大変ではありません。♯や♭はきわめて規則的についていますし、調性が決まれば使うのは長音階を構成する7音と、短音階の#VI、#VII。これを頭に叩き込めば(要するにハノンのスケール)、大丈夫です。なんだか、これをイヤがる人がけっこういるみたいなんです。

    臨時記号がやっかいですが、私は、テキトーな性格なので、譜読みしながら確認してます。その時に、ベースの進行とか、和音の進行とか、ローマ数字型の和音記号というより、オタマジャクシの並びで視覚的に覚えていきます。

    それで、問題が、本文にも書いたラベリング型v.s.ノン・ラベリング型音感の違い。最近、これがかなり本質的な影響を与えるのではないかと、考えるようになりました。

    演奏するためには、

    (1) 音そのもの(音程)
    (2) ドレミのラベル
    (3) 楽譜上の音符の位置
    (4) 鍵盤位置

    の四つが相互に結びつく必要があります。

    yammouchさまは、小2から始められたということですから、たぶん、ラベリング型音感だと思います。

    子供(小学生ぐらいまで)の時にある程度ピアノをやられていた「再開組」の方は、個人差はあると思いますが、この四つの連携ができているのだ思います。

    この中で、ラベリング型音感は
    (1) 音そのもの(音程)
    (2) ドレミのラベル
    の結びつきの事を言っていますが、この連携がポイントで、これさえあれば、音をドレミのラベル、すなわち、言語情報に変換できます。曲を暗譜したり分析したりするのに、脳の言語処理系の能力が使えます。言語処理能力は、人類が大きく発達させた能力であり、これを使えるアドバンテージが極めて大きいのだと思います。

    ラベリング型音感がある方は、いわば、「ドレミ語のネイティブ・スピーカー」です。

    だから、譜読みが苦手、すなわち、
    (3) 楽譜上の音符の位置
    の認識が多少弱い方でも、いったん曲の情報を言語化することで、どんどん暗譜できてしまうし、安定した弾き方ができる、と想像しているのです。

    ちょっと長くなりそうなので、続きは次のコメントで。
    酔狂です。続きです。

    ところが、私のように大人から「初めて組」は、四つとも、ほとんど連携していません。

    だから、最初は
    (4) 鍵盤位置
    を単独で使う「覚え弾き(鍵盤位置で暗譜する)」するしかありません。力ずくで暗記した鍵盤を押して、
    (1) 音そのもの(音程)
    の記憶と比較して、「合ってる」、「外れた」という「モグラ叩き」状態の弾き方です。

    また、ゼロからスタートしていちばん連携させやすいのが、
    (2) ドレミのラベル
    (4) 鍵盤位置
    の二つです。

    だから、
    ・楽譜にドレミとカタカナで振り仮名をつける(まあ、導入時はやむを得ないかな)
    ・鍵盤にドレミのシールを貼る(これは最悪。上達を最初から放棄している)
    といったメソッドが横行(?)してしまうのだと思います。

    しかし、これでは上達しません。

    ノン・ラベリング型は、「暗譜してはいけない」というのは、別に推奨しているわけではなくて、「暗譜したくてもできない」、「指使いの視覚的記憶のみにたよった覚え弾きは、不安定すぎて、本番でコケる(モグラ叩き!)」、「おまけにすぐ忘れる」という事情から、開き直っているだけです。

    しかしながら、子供の時からやっいた方のようなラベリング能力は、どうも大人には生物学的に習得困難ではないかと思っています。

    という事は、消去法で、
    (2) ドレミのラベル
    (3) 楽譜上の音符の位置
    の連携を強化する、すなわち、読譜力を徹底的に強化すること
     +
    できるだけ視覚に頼らずに
    (2) ドレミのラベル
    (4) 鍵盤位置
    を連携させること、すなわち、ブラインドタッチ力を強化する以外に方法は無い、と考えたのです。

    あまり適切な比喩ではありませんが、楽譜を、「外国語をカタカナ読みでいいからリアルタイムで読めるようになりたい」、あるいは、「漢文を(本来の古い中国語の発音でなく、無理やり日本語化した)読み下し文としてでいいから意味を理解できるようになりたい」、というような事なのです。

    そうすることで、自分の脳の言語処理能力を、不完全かもしれませんが、ピアノの演奏に使えるようになるか試してみたいのです。

    今、自分をモルモットにして、実験中です。(笑)
    酔狂さま

    コメントへの返信、どうもありがとうございます。やはり、理系の方、理論ベースの解析はなさっているのですね。#, b が多くても平気、というのも、私の身の回りでは理系に多いです。

    以前書かれていた「歌えるけれど、ドレミ(移動ドでよい)がわからない」というのがとても不思議だったのですが、「脳の言語処理系」というキーワードで理解が進んだ気が致します。つまり、「再開組」の大部分は歌うときに脳の言語処理系を無意識に使っている、と。逆に言うと、脳の言語処理系を使わずとも歌う行為自体は可能であると。ただし、言語処理系を使うほうが早く覚えられると。このあたり、身の回りに以下のような様々なサンプルがおりますので、色々調べて見たいです。どう調べるかが難しいですけどね。

    - 楽器経験無し、中学生から管楽器を始め、現在セミプロ級。
    - 楽器経験無し、30歳でピアノを始め、現在バイエル終了程度。カラオケを歌うと、音痴ではない。
    - ショパンエチュードをバリバリ弾きこなし、高校卒業後管楽器に転向。
    - ピアノはブルクミュラー終了程度。中学から管楽器を始めるが、クラリネットの音は移調したドレミで聞こえるという、変な音感の人。つまり、実音シbをド、実音ドをレ、実音Dをミと認識するらしい。
    (さらに、楽器はうまいけど歌うと音痴、という人がいれば、おもしろそう)

    Read Only Member に戻ります。
    • yammouch
    • 2015.04.08 Wednesday 18:30
    yammouchさま
    酔狂です。
    ぜひ身の回りのサンプルを調べてみてください。
    とりあえず、自己申告してもらうだけでも参考になります。
    私も、次回の発表会の後の飲み会とかで、できるだけ聞いてみたいと思ってます。
    あと、クラリネットの人は、移調楽器なんで、それでいいんです。(^^)
    今後とも、よろしくお願いしますね。
    こんにちは。

    実は私は一時期、移調楽器をやっていました。
    何とは申しませんが。

    例えば、クラリネットのB管であれば、譜面上のドの音が B 実音♭シ ですよね。
    なので、私は 楽譜に アルファベットで 実音わふっておりました。

    ドレミと声に出すと混乱するため、おたまじゃくしのドをみるときは、アルファベットのBを目で認識して、頭の中では♭シ とイメージして歌っていました。

    メロディの出だしを間違わなければ、後はいちいちアルファベットを目で追わずとも、一連のフレーズとして音を出していたような…


    もう随分昔になってしまって、はっきりとは思い出せませんが。
    • 再開両立ママ
    • 2015.04.10 Friday 19:17
    ROMに戻ると書きましたが、この一週間で気付きがあったので、書いてしまいます。ベロンベロンの中、書き込みすることをお許しください(シラフだと、恐れ多くて書き込めないので^^;)

    >>再開両立ママさま
    なんと!実は、私も17年ほど、ピアノブランクの間、ずっと移調楽器を、具体的にバリトンサックスをメインにやっております。しかも、合奏当日に譜面を渡されて、吹けないと怒られるというひどい楽団を続けていて、初見力は鍛えられたと思います。和音が無いのでピアノよりは易しいですが…

    この一週間の気付きというのは、以下の2点です。
    - 新しいプログラミング言語の学習
    - 最初は Language Reference Manual とにらめっこである。
    - だんだんウザくなってくるので、よく出てくる構文は、Reference を見る前に「どんなのだったかなあ」と考えるようにする。
    - 考える前に指が動くようになる。
    - 音楽ゲーム(太鼓の達人)の練習(息子と一緒にハマり中)
    - 曲Aを暗譜してゲーセンに行く。
    - 曲Bは暗譜せずに、動画サイトの模範演奏スローモーション再生に合わせて練習し、ゲーセンに行く。
    - 曲Bの方が上手くできる。多分、考える前に手が動くようになっている。

    この体験を通して、なるべく暗譜をせずに譜面を見ながら演奏する練習が確かに効果的であると感じました。音楽の譜面に関しては、バリトンサックスで大いに鍛えられたのでしょう。この過程が、恐らく、脳の言語野がプログラミング言語および太鼓ゲームを学習していく過程なのでしょう。色々、議論をふっかけてみると、気づきがありますね。会社では年上であろうが議論をしまくりますので(だからウザがられるのですけどね汗)

    シンフォニアを全曲弾かれている酔狂さまは、私が今気付いたことなどとっくにわかっていて、だからこそすめにかなりうまいものだと勝手に想像しておりますが。

    駄文、失礼しました。
    • yammouch
    • 2015.04.14 Tuesday 00:09
    yammouchさま
    酔狂です。

    恐れ多いなんて、とんでもない。どんどん書き込んでください。

    あと、わたし、下手です。下手で、それを何とかしようと屁理屈をこねまわしているだけですから、誤解なさらないようお願いします。(笑)

    楽譜とプログラミング言語の類似性は、私もずっと考えていました。私、本業はコンピュータ屋で、新人クンにプログラミング言語の教育をする事も多いです。その時、

    「プログラミング言語は、人工言語のひとつである。実は君たちも既に人工言語を小学校の時に習ったはずだ。何だか分かるか?」
    「シ〜ン」
    「それは、楽譜だ!」
    「へぇ?!」

    というやり取りを何回もしてます。

    実際、楽譜には goto と repeat はありますから、あと、if と変数があれば、立派なプログラミング言語です。(^^)

    それから、ピアノは、「ゆっくり練習」、「イメージトレーニング」が有効、というのは、ピアノの先生のBlogなどにもよく書いてあります。私の実感としても、有効だと思います。

    yammouchさまの太鼓の達人の曲Bの練習がコレですよね。

    それから楽譜を読むという関して、(私は専門家でも何でも無いので単なる受け売り+想像ですが)音楽家の脳で活動的になる部位の一つに左右の上側頭回があって、その左脳側には言語中枢の一つで音韻的処理を担うウェルニッケ野があるんだそうです。音楽家は、言語処理に使う回路を音楽にも使用している可能性が高い、そうです。(例えば、福井一著「音楽の感動を科学する」)

    音楽を「言語」として処理するためには、単なる音から、何らかの記号(表象)に変換しないといけません。それが、「ドレミに聞こえるラベリング能力」ではないか、と考えています。ラベリング能力の無い人は、いわば、言語処理系が遊んでいる状態だと思います。

    しかし、楽譜を読む訓練をする事で、楽譜を視覚言語として処理する能力が付いてきます。

    ちなみに、音感や、ネイティブ並みの正確な発音の習得には臨界期がありますが、第2言語(外国語)の習得には臨界期はありません。第2外国語を習得するつもりで楽譜を読むことを訓練する事は、大多数の人が出来ると思います。(大変ですけど)

    この時、「楽譜から音を読み取る」、「最後は暗譜する」という意識が強いと(つい数か月前までの私のように)、上手く楽譜を読みきれていない、という現象が起きていたのだと思います。

    しかし、視覚言語には、必ずしも音としては読めなくても、意味は分かる、という特徴があります。

    たとえば、「意味わかるけど、読み方わかんない漢字」って、たくさん、あります。

    あるいは、昔の日本人は、漢文の読み下し文、ようするに、「中国語を日本語として読む」という変態的なテクニックを開発し、それで用が足りていました。

    あと、プログラミング言語もそうですよね。あれは、「声に出して読む」ものではありませんが、頭の中に一台の言語処理プロセッサを作りだして、それを動かす事で「意味」を理解しますよね。

    最終出力が違いますが、途中までは楽譜を読むのと一緒です。

    だから、暗譜にこだわらずに、楽譜を視覚言語として高速に読み取る能力は、鍛えれば何とかなるかな、と思って、「ピアノは目で弾け」、「暗譜してはいけない」という、ある意味で奇抜な事を書いてみたのです。

    というように、変な屁理屈を考えて、日々、楽しんでいます。(笑)
    再開組です。。
    自分はラベリングは白鍵はできてるかな。。黒鍵は音によります。で、ファの♯は絶対ソのフラットに聞こえない、楽譜がソのフラットでも頭ではファの♯と思ってしまうのは子どもの頃のラベリングのせいだと思うと、そんなの無い方がよかった、と思うこともありますよ。
    今、短い簡単な曲の移調奏のトレーニングしているのですが、(1)から(4)の相互関係を強くするいい練習になる気がします。
    ヘ長調の楽譜を見てハ長調で弾くとかイ短調の曲をト短調で弾くとか。。ぜひお試ししてみてください。。
    ぜひ&#128521;
    • ぱいん
    • 2015.05.04 Monday 23:31
    ぱいんさま、初めまして。酔狂です。よろしくお願います。

    絶対音感保持者の白鍵と黒鍵のピッチ認識の正確さを比較したデータがあって、人によりますが、黒鍵のエラーが増える傾向にあるというデータがあります。(宮崎謙一「絶対音感の神話」p.61) ぱいんさまも、そのケースに該当するのかもしれません。

    移調練習ですが、ハノンはけっこうやりました。曲だと、コード奏法の場合は単純な調性同士なら、練習するとできるかもしれません。(2)-(3)-(4)の結びつきの訓練にはよいと思います。

    ただ、私にとっては、やはり(1)の音そのものと、(2)のドレミのラベルとの結びつきには、本質的な溝があり、訓練でどうにかできる限界を超えています。ラベリング能力のある方には、ここが感覚的に分かりにくいようです。

    いろいろ、ご指摘ありがとうございました。
    コメントはあまりしていませんでしたが、実は以前からよく読ませていただいています。面白いです。自分の勉強にもなっている気がします。
    なのに「ご指摘」だなんて、本当に失礼しました。
    確かに(1)と(2)の結び付きには役立たないかもしれませんね。
    あのト長調の音階を他の音で歌う、という他の記事は文字で書いてある音の音程で歌うということではないですよね?ト長調の音程でカタカナで書いた音で歌うということですか?
    音の名前なんて後から名付けられたのだから、ドレミのラベルがはれなくても問題ナシと思いたい。。デス。
    これからコメントもしてみます。。よろしくお願いいたします。
    • ぱいん
    • 2015.05.05 Tuesday 17:29
    ぱいんさま、酔狂です。

    > なのに「ご指摘」だなんて、本当に失礼しました。
    いえいえ、とんでもない! 皆さんにいろいろ書いていただくのが、とても嬉しいですし、自分の思い違いや、別の発想を知るために、参考になります。どんどん書いてください(^^)。

    例の暗黒のソルフェージュのト長調の音階は、あくまでもト長調の音程で(何ならピアノに合わせて)、カタカナのデタラメ音名を歌詞のように歌うのです。

    私には、別に何ともありませんが、人によっては、ものすごく歌いにくいはずです。それだけ、音程と音名が自動的かつ強力に結びついている人がいる、と考えててます。

    それから、ドレミは中世ヨーロッパ(だったと思います)で発達した読み方で、それ以前は別の「呼び方」があったはずです。音楽の歴史は、数万年以上あるはずなので、ドレミ無しの時期の方がずっと長かったはずです。実際、音楽を「聴く」とか、自分の声で「歌う」場合は、ドレミに聞こえる必要はないですよね。(歌う場合は、普通は「歌詞」を歌うわけですし)

    ところが、ピアノというやっかいな(?)楽器の場合、ドレミが分かった方が圧倒的に弾きやすいし暗譜もしやすい。ところが、大人からはじめた初心者は、それが出来ない。だから、あーでもない、こーでもない、と屁理屈を展開しているのです。

    また何か思いついたら、記事にしていきたいと思います。
    そうですね。。。ピアノは自分で音程作る楽器ではないですもんね。。
    ドレミがわかる方が便利かも。

    もしかしたら、子どもでも結びつけられない子はいるのかもしれない、とふと思ったのですが、やはり音を覚える時期の問題なのかしら。。

    音楽の基礎 芥川也寸志著を読み直したら古代ギリシャの時代から音に名前はつけられていたとありました。。ドレミというか階名は中世にグィードダレッツオが発明したそうです。。
    そういや、おとといはgoogleの検索画面がクリストフォリになってました!ピアノ発明してくれたことに感謝。。
    • ぱいん
    • 2015.05.06 Wednesday 14:20
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