ゼロからでもピアノは弾ける

趣味ではじめた大人のピアノの記録。45才でバイエルからスタートしてクラシックの原曲に挑戦中。消音ピアノの活用や練習のヒント、工夫など。
<< 指を鍛える(2) 急成長期 | main | 指を鍛える(4) 曲げ方向の指の独立 >>
全記事の総合目次 いままでの記事がすべて整理してあります。
指を鍛える(3) 手を広げる
●まずは指の独立と柔軟性

脱力の前提条件として、まず、指の独立と柔軟性が確保されていないといけません。

例えば、小指を動かしてみてください。 この時、薬指や中指がつられて動いていませんか?

あるいは、手を大きく広げてみてください。 どのくらいの音域をカバーできますか?

私の場合、最初の頃は、小指、薬指、中指の独立がまったく出来ていませんでした。 小指を曲げようとすると薬指が勝手に動き、それを止めようとすると、中指が逆方向に反り返る、という状態です。

また、手の大きさですが、左手はドから一つ上のレ(9度)がギリギリ、右手は(ちょっと親指の関節が変形していて)ドから一つ上のド(8度、オクターブ)がギリギリでした。

このような状態では、脱力しようにも、暴れる指を押さえつけたり、開かない手を開こうとして、無駄な力が入りまくります。

あくまでも素人考えですが、「脱力は指の独立と柔軟性の範囲内に制約される」のではないかと思います。

したがって、「脱力」はとりあえず後回しにして、「指の独立と柔軟性」を優先して訓練した方が近道、ということが言えると思います。

●指体操は極めて有効(手を広げるトレーニング)

ピアノを始めた直後、師匠のA先生に「手が小さい。形が悪い。開かない。大丈夫でしょうか?」とを尋ねたことがあります。

その時、「不思議なもので、そのうち自然と広がるようになる」と言われました。

また、お風呂の中で指のストレッチをするのが効果的だとアドバイスを受けました。 (多くの人がやっているトレーニングですよね)

お風呂に入ったとき(あるいは指が充分に温まっているとき)、指の関節と関節の間に反対の指を入れ、指の根元(いわゆる水かき)をぐっと押し広げるストレッチです。 親指と人差指は間隔が広いので、反対の掌で押し広げます。 この時、指先に力をかけないほうがよいと思います。 指の中間の関節を痛めてしまいます。 なるべく根元付近で押し広げます。 いずれも、軽く痛みを覚えるぐらいまでやります。

実際、この「指体操」は極めて有効でした。

これを地道にやると、確かに指が開くようになってきます。

ド初心者は、そもそも指を開くトレーニングなんてやった経験がない人が大半でしょう。 逆に言うと、改善の余地が大いにある、ということです。 ちょっとした練習で大きな効果が出ます。

●ひとつ注意を

これはある種の「筋力トレーニング」です。

筋力トレーニングには原則があります。 それは「適当な休息をはさむ」ということです。 激しいトレーニングをした後は、最低48時間は休まないといけないそうです。 この間に、ダメージを受けた筋肉が、より強く再生するのだそうです。 再生途中でストレスを受けると、筋肉を変に傷めるだけです。 頑張りすぎは逆効果です。

だから、指のストレッチで指にストレスをかけたら、次のトレーニングまで、なか一日はあけるようにしました。

これを数サイクル繰り返したら、効果はてき面。「オクターブが辛うじて届く」から「オクターブが楽に届く」に変化したのです!

やり過ぎて指を痛めては大変です。 オクターブが開くようになったところで、ストレッチの強度や頻度を落としました。 それでも、一度開くようになった指は、元に戻りません。 確かに、「手は広がる」のです。
| 坂上酔狂 | ピアノ練習のヒント | 08:21 | - | - | - | -
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< April 2014 >>

このページの先頭へ