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2007.02.03 Saturday

指を鍛える(4) 曲げ方向の指の独立

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    ●指体操は極めて有効(続き:指を曲げるトレーニング)

    前回に続いて、指の独立を高めるための練習です。

    (1) 指の一本曲げ

    手全体をゆるやかなアーチを描くように軽く折り曲げて(いわゆる卵を握るような形)、指の付け根の関節を折り曲げます。

    ヘタクソな絵で申し訳ないのですが下のような形になります。

    image

    人差し指は誰でもできますが、中指、薬指、小指はけっこう苦戦します。 他の指が一緒に動いてしまったり、逆にそり返ったりしてしまいます。

    力を入れすぎるのはマイナスです。 曲げようとする指以外はリラックスさせましょう。 多分、脱力に向けたトレーニングにもなっています。 左右両手を均等にトレーニングしましょう。

    (2) 指の二本曲げ

    一本指が飽きたら、二本指でやりましょう。 隣り合う二本、一本おきに二本、などです。 これは二度(例えばド―レ)や三度の和音(例えばド―ミ)の練習にもなっています。 同じ指の組み合わせでなく、交互にやりましょう。 左右の手で違う組み合わせで指を動かしまょう。

    (3) 指の一本上げ

    指の一本曲げとは逆に、一つの指だけを立てて、他の指を付け根の関節から直角に曲げます。

    image

    これも、人差し指はできると思いますが、中指、薬指、小指は、反対側の手で指を押さえないと難しいと思います。 ちょっと「突っ張る」ぐらいの状態で10〜20秒保持します。

    いずれの練習も、根気よくやりましょう。 一、二週間も続けると、だんだん指が動くようになっていくのが実感できるのではないかと思います。

    もちろん、実際にピアノを弾く事がベストなのでしょうが、上のような指体操は、ちょっとした空き時間、暇な瞬間にも簡単にできます。 その割に、効果が大きいので、私としてはお勧めの練習法の一つです。